相談事例

妻のネグレクトと言葉の暴力

  • 性格・価値観
年齢:60歳
性別:男性
家族構成:妻:56歳 子ども:32歳(長女)30歳(次女)

【相談事項】

子どもたちが巣立ち、夫婦2人の生活が始まって2年が経ちます。
妻は、娘たちの面倒をよく見てくれるいい母親でした。2人の娘たちは無事に嫁ぎ、あとは私が定年を迎えるまで、夫婦2人、二人三脚で頑張っていこうと思っていましたが、最近、妻の態度が冷たいことが気になっています。
子どもたちが家にいるころは、本当に仲のいい家族でした。娘たちが20歳を過ぎても、家族旅行にもよく行きました。私はこんなによい家族に恵まれて、本当に幸せな人生だと思っていました。妻もよく私を支えてくれたと思います。
私はよく人からおとなしいと言われますが、特におとなしいわけではなく、怒ったり、大声を出すことがあまりないだけだと思っています。私が文句を言わないと思われているせいか、子どもたちが結婚して家を出て行ってから、妻の私に対する言葉遣いが荒くなりました。

そして、先日、妻が寝てから、机の上に置いてある本に気づきました。それは「熟年離婚」に関する本でした。まさか、熟年離婚まで考えているとは……。
それからは、夫婦関係の修復を心掛けてきましたが、妻はますます私に冷たくなっているように思います。最近では、話しかけても返事もしない。さらに話しかけると、これ見よがしに大きなため息をついてみせる。仕事を終えて自宅に戻っても、食事の支度がしていないことさえあります。いったい何があったのでしょう。
数日前、限界を感じ始めた私は、妻に「君はどうしてほしいんだ?」と聞きました。すると、妻は「あなたになんか、私を満足させられるわけないわ!」「ああ~、つまらない人生だった。私の人生を返してほしいわ」と、今まで見たこともない厳しい目で、私をにらみつけて言いました。
私は妻に苦労や心配をかけたつもりはないですし、子どもたちも順調に巣立った今、妻の不満の原因がわかりません。ここ数日、私は家内に話しかけることもなくなり、食事もできていないときには黙って外に食べに行くようになりました。
「気にいらないことがあるなら、私はいつでも出ていきますよ」という妻の言葉が、頭の中で何度も響きます。でも、この声が以前のような明るい声に変ってほしい、妻と2人で楽しい老後を過ごしたい。私はそんな夢を捨てきれない毎日です。


【カウンセラー回答】

「以前の妻」は夢だったのかもしれません。今の妻と、どうやってうまくやっていくかを考えることが大切です。
長い間、ご本人は気づいていなかったとしても、あなたは仕事人間だったのです。そして、妻をずっと放置していたツケが回ってきたのかもしれませんね。
今からでも、少しずつ話し合って、これからのことを話しましょう。
妻がここまでの言い方をするのは、よくよくのことだと思います。暴言=言葉の暴力ですよ。暴力を振るわれる原因をしっかりと振り返ったうえで、妻の不満がどこにあるのかを、時間をかけて夫婦で話し合ってはいかがでしょう。
あなたが妻の機嫌を損ねないようにと、控えめな態度で話しかけたとしても、妻にとっては当てつけのように思えることもあります。
すぐに「解決」=「和解」とはいかないと思います。
過ぎた時間を戻すことはできません。ですから、過去を振り返ることはやめて、今に集中するのです。先輩やプロの力を借りてはいかがでしょう。2人でカウンセリングを受けるなどして、幸せな老後を夫婦で再構築しましょう。


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